【書評】生きるぼくら

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2020年3月25日

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今回は、著:原田マハ さんの

「生きるぼくら」

の書評をしたいと思います。 

 

やっぱり原田マハ さんの小説は良い!! 

生きるぼくら (徳間文庫)

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今回、読んだ本はこの本です。

ビジネス書をよく読む自分ですが、やっぱり毎回毎回ビジネス書を読んでると疲れます。

 

なんかビジネス書って読んだら、そこから得たことで「〜〜しなきゃ!」って義務感に駆られて毎日の生活にブーストがかかるような感覚になるけど、その分めっちゃ疲れます。

 

だからたまに小説を挟んでゆったりと本を楽しみます。笑

 

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

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過去に原田マハ さんの

「本日は、お日柄もよく」

を読んだことがあって、これが原田マハ さんとの最初の出会いの本なんですが、もう最高に面白かったんですね。

 

この本だけで4回泣きました。笑

 

もうめちゃくちゃおすすめの本だったんで、本を探してる友人がいたら、この本を激推しして、これまでに2人に買わせたことがあります。

 

そんなこんなで、今回の「生きるぼくら」が僕にとって原田マハ さんの本の二冊目になるわけです。

 

人間的成長、そして生きる力

内容としては、学校でのいじめが原因で引きこもりになった主人公の麻生人生という少年が、祖母のために米作りをするんです。

その米作りを通して、食べることの大切さや、人間的な成長を感じることができる小説だった。

 

何よりも、主人公の人生が24歳ということもあって、自分の年齢とも近く、主人公に自分を写し込みながら読み進めていくのが楽しかった。

 

引きこもりだった主人公が、都会から祖母のいる田舎にいくことで様々な心情的な変化があるわけです。

 

都会の方が便利で発達していて、最先端を受けられるけど、競争競争って感じもあって、冷たく感じる時もあってって感じで...

その分、田舎はゆったりと時が流れてる...

 

そんな環境の変化の中で、生きる力が主人公に身についていくわけです。

 

やっぱり田舎っていいよね

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僕、こんな感じの田舎大好きなんですよね。

もちろん都会には都会の良さがあって、最先端のものだったり、流行に乗っていきたいって気持ちもあるんですが、そればっかりに毎日忙殺されちゃうと、疲れます。

 

時々写真のような田舎に行って、周りを自然に囲まれて、新鮮な空気を吸いながらのほほんと過ごしたいですね。

 

でもそれってたぶん、都会の忙しさが日常にあるからこそ、その田舎の良さを感じることができるのかなとも思います...

 

ずっと田舎にいてもいつかきっと毎日やることがなくなってつまらないって思い始めると思うんです。

 

だからまあ、たまにでいいですね。笑

 

最近よく言う、「ライフワークバランス」ってやつですね。

 

風景の描写が群を抜いている...

少し、話が逸れましたが、これまでに原田マハ さんの小説を2冊読んで思ったことがあります。

それは、「風景の描写が群を抜いている」ということです。

これは、特に風景の描写に限ったことではないですが、今回の「生きるぼくら」では、多くの風景描写がありました。

 

大体、場面が変わるときには、まず風景の描写から入ることが多かったんですが、もうその一文を読むだけで、頭の中にその時の景色や空気感が鮮明にイメージされるっていう感じです。

 

例えば...

「冴え渡った青一色の空の中に、ほんのり白く染まった八ヶ岳の峰々が連なっている」

 

こんなにも爽やかな表現があるだろうかってくらい綺麗な文章です。

日本語って美しいなって思います。

 

これからも原田マハ さんの小説を読んでいきたいと思います。

 

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