【書評】WORK SHIFT
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2019年6月11日
日本ー北海道上川町層雲峡
おはようございます。
最近はホテルのスタッフの方が本を大量に持っていて、好きに読んでいいよってことなので有り難く、出勤前の1時間くらいを読書の時間にあてて優雅に過ごしてます。
そんなこんなでやっと読み終わった一冊...
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉 新品価格 |
【WORK SHIFT ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉】
読むのに1週間以上はかかったな...
マジで自分読むのおせぇ。
その上書いてあることも所々難しく感じて苦労した...
まだまだ教養がない証拠だな。
同じ著者で「LIFE SHIFT」って本もある。
まだ出てからそんなに経ってないのかな。
内容的にかぶる部分も出てくるんだろうけど、最近話題の本らしいし、こっちも機会があれば読んでみたいなと思う。
話はワークシフトに戻るけど、それにしても巻末の参考文献の量が見たことない量だった。
世界中の研究者たちの論文や知恵を元に作られた一冊だということがこれだけで想像できる。
この本が書かれたのは2012年。
題名にもある通り、2025年までにどのように働き方が変化していくかが予想されている。
現在、2019年。もうあと6年後の未来の話を仮説を立てて論じていると思いながら読み進めていった。
文中には所々で、わかりやすく、
「二〇二五年一月の朝、ブラジルのリオデジャネイロ。午前六時・・・」
といったように2025年のある1日がそのストーリーの主人公とともに語られる。
2025年に起こるだろうあらゆる状況を踏まえながら。
2025年といえど、現在は2019年。この本の中で予測されているものの中には、すでに現時点で実現しているものもいくつかあったりする。
例えば、他国との電話会議なんかは今はスカイプやFacebookのmessengerを使えばそれほどタイムラグを感じることなくできるだろうと思う。
他にも、「限界効用逓減の法則」についても触れていた。
「限界効用逓減の法則」なんてそもそも聞いたこともなかった。経済学の言葉らしい。
そもそも「限界効用逓減の法則」とは、
「あるものを得る数や量が増えれば増えるほど、それに価値を感じなくなるという法則である。」
とのこと。
そしてさらに著者は、
「お金と消費には限界効用逓減の法則が当てはまるが、それ以外の経験にはこの法則が当てはまらない。」
とも述べている。
つまり経験においては、どれだけ新しい経験をしたとしてもその経験に対して飽きることなく、経験した数だけ喜びが増えていくということ。
逆に収入に関しては、収入が増えるほど収入が上がった時の喜びは少なくなるらしい。
例えば月の給料が20万から30万に増えた時は、
「よっしゃ!!10万円も今月収入多かったから遊べるぞ!!」
ってなるけど、月の給料が100万から110万になっても、
「たった10万円増えただけか...」ってなると思う。
俺は、まだ社会人にもなったことがないし、実際にその感覚に陥ることになるのかも個人差があると思うから一概に賛成とは思えないけど、あながち間違ってもいないんじゃないかと思う。
結局のところ例えば、東京に住んで競争社会、ストレス社会に揉まれる環境が自分を成長させ、エネルギーに満ち溢れる毎日を送ることができ、そんな環境に身を置きたいって思う人はそれでいいと思うし、
周りを自然に囲まれ、夜になると車通りも少なくなるような田舎で悠々自適に誰にも干渉されずに暮らすことが好きな人もいると思う。
特に今の時代は、どこにいてもWi-Fiなんかは通じるし、どこにいてもネットが通じる。しかも快適な速度で。それは北海道の層雲峡とかいうド田舎で感じてるから割と間違い無いと思う。
ネットが通じるってことは、情報がどこにいても同じ鮮度で手に入れることができるってわけで。
何の不自由もなく、暮らしていけるんだろうと思う。情報に関しては。
と、まあ、つらつらと述べましたが、知識だけ蓄えて自分が実践していなかったら意味がないので、この知識に近づけるように自分で将来のライフスタイルを考えて行動していきたいね。
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