たった6ユーロで音楽の都ウィーンでオーケストラを聞いた話。
Sponsored Links
2018年10月23日
オーストリアーウィーン
音楽の都、ウィーン。
小学校や中学校の時の音楽の授業でよくウィーンって地名を耳にした事がある。
モーツァルトやらバッハやらのクラシックを聞いて感想を書きなさいみたいなのやったなぁって。
言葉がないのに音だけでイメージを膨らませてなかなか大変な授業だった...
そんなオーストリア、ウィーン。
実際に将来そんな街に来てしまう時が来るんだなぁ...
幸せです。
そして、ウィーンに来たらもうあれでしょ。
オーケストラ聞くっきゃないでしょ!!
調べてみると6ユーロでオーケストラが聞けるらしい。
立ち見席で!
ネットには中国人と位置取りの争奪戦になるとの記事が。
さすがやな。
6ユーロだもんな。そんな簡単に良い環境で聞けるわけねえか。
試練があるわけですな。
よし、いっちょやったるか。
こうして会場である楽友協会に早めに到着し、チケットをゲット。
開場時間は19:30。
建物の扉自体は18:30に開く。
「あと5分で扉が開きますよ。」
チケットを俺に売ってくれた美人なお姉さんが俺にアドバイスしてくれた。
これは頑張るしかねえ。
そして、ついに扉が開いた...!!
ひっっっろい!!
どこが会場だぁあ!!
ワケがわからん!
とりあえず係の人に聞いてみる。
「会場は19時から開きます。その前に荷物と上着をクロークに預けてきてください。」
...
...
...ここで早めに来た意味を完全に失った。
19時に会場は開くって...そんな情報どこにも書いてなかったよ...
ということで速やかにクロークに荷物を預け、少し建物の中を見物。
モーツァルトやら色んな音楽家の像が至る所にある。(ほぼ名前知らない。)
中にはカフェのようなところもあって恐らく高い席を取ってる人達が皆さんデザートやらワインを嗜んでいました。
まるで貴族。
みんなスーツやドレスで着飾って髪の毛もセットして、すごい華やか。
俺なんて下からスニーカーにジーパン、そしてTシャツの上にパーカーだぞ。
浮いてたね。完全に浮いてた。
中にはマウンテンパーカみたいなの着てる人もいたけど少数だったね。
そんなこんなで開場時間が迫り、会場へと続く階段の前には人だかりが。
俺もさり気なく前の方を陣取る。
19時になり、係の人が道を開け、会場へ。
上に上がるとさらに扉が。
この扉の先が本当の会場か。
ちなみに先頭から2番目。
この時点で最前列の手すりの部分の確保はほぼ確実だった。
程なくして最後の扉も開き、無事に最前列を確保。
手すりにマフラーなど巻いてみんな各々場所を確保してた。
今日はピアノの方が演奏する演目だった。
そしていよいよ伴奏者が登場。
伴奏者がイスに座ると同時に会場も一瞬にして静まり返る。
聞いたことある曲...
聞いたことのない曲...
様々だった。
正直音楽のことなんてまったくと言っていいほどわからん。
また同じようなことをするんだろ。と思ってアンコールの途中で抜けてきて早めに帰ったほどだ。
けど、ウィーンでオーケストラを聞くってことが出来たことにすごい達成感を感じていた。
それでいいと思う。
帰り道、駅の構内でサックスを演奏してるバスカーがいた。
あまり人は集まってない。
あまりお金も入ってない。
まだ始めて間もないのか、それともウィーンにいる人たちの耳は肥えているのか。
それでもなんだか俺にはこのサックスの音色がすごく心地良かった...