「恩返し」ならぬ「恩送り」

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2018年10月13日

トルコーイスタンブール

 

拝啓、ユニクロ様。

 

段々と冷え込むトルコの冬の訪れにウルトラライトダウンジャケットは欠かせません。

 

毎日ありがとうございます。

 

                                                                          敬具。

 

 

 

 

 

さて、今日はトルコ最終日。

 

つまりトルコでのバスキング最終日。

 

土曜日ってこともあるから稼ぎも期待できないかなぁって。

 

 

 

そんなこんなでバスキング開始!

 

 

 

 

 

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これまでバスキングして感じだけど、バスキングのいいところって色んな人に出会えるところ。

 

シリア出身っていう子供達や、DJしてるっていうお兄さん。

 

普段生活してたら絶対会わないと思う。

 

 

 

 


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広場の掃除してるおっさんにも会ったし、

 

 


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地元の大学生にも会った。

 

 

 

 

中には、

 

 

 

「私、20リラ渡してあげたいんだけど、50リラ札しか持ってないの...」

 

 

 

って言って、わざわざ小銭を大量に持ってる俺に言ってくれるわけ。

 

 

 

「申し訳ないんですけど、おつりを小銭で渡すことになっちゃいますけど、いいですか?」

 

 

 

って聞いたら、

 

 

 

「いいよ!」

 

 

 

って。

 

人の優しさに触れまくってる。マジで。

 

 

 

結果...

 

 

 

 

 

160.2リラ(約3060円)!!

 

 

 

最高。トルコでこれだけ稼げたら2日は余裕で生活できる。

 

こうしてトルコでのバスキングは有終の美を飾った俺だった。

 

 

 

 

 

 

 

さて、バスキングの途中で1人の女性の日本人の方が来てくれて、

 

 

 

「あんたそんなとこで何してんの?」

 

 

 

って。

 

 

 

まあ確かに変なやつだね。

 

 

 

そのおばちゃんにトルコでぼったくられてっていう経緯を全部説明すると、

 

 

 

「ん、わかった。じゃあそれ終わったらうちおいで!うどん一杯食わしてやっから。」

 

 

 

って。

 

 

 

 

 

え...?!

 

 

 

 

 

イスタンブール日本食料理屋さんのオーナーの人だった。

 

 

 

 

 

18時過ぎになって、バスキングを終わらし、日本食料理屋さんへ...

 

 

 

 


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ホテルの一角にある日本食料理屋さん。

 

存在は知ってた。めっちゃこの辺散歩してたから。

 

 

 

旅中、日本食が恋しいのは当たり前のことだけどここは少し格式が高くて手が出せなかった。

 

 

 

 

 

「金溜まったか?今出してやっからちょっと待ってて。」

 

 

 

おばちゃんが奥から出てきて俺にそう言ってくれた。

 

 

 

 

 

それにしても喋り方といい、イケメンすぎ...

 

 

 

 


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「はい、これ食ってまた旅頑張んな。ちょっと今日忙しくて相手出来ないから、食べたらもう何も言わずに帰っていいからね。」

 

って。

 

 

 

 

 

 


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はい、秒で完食。

 

お礼にバスキングで使ってる紙に感謝の気持ちを添えて。

 

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

改めて色んな人に助けられながら生きてるなぁと。

 

何もお返しが出来ない分、こうやって自分が受けた恩を次は自分が将来誰かに返していきたい。

 

 

そうやって世代を超えて恩返しをしていけばきっといつか世界は平和になるんじゃないかって思った。笑

 

 

 

 

 

 


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宿に戻り、美容師のシンさんと同じく世界一周中で同い年のリョウと髪を切ることに。

 

 

 

 


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どん!!

 

サイドだけ切ったんです。サイドだけ。

 

 

 

 

 

 

最後にリョウと一緒に最後のイスタンブールを感じに街に繰り出し、

 

 

 

 


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どん!!トルコアイス!!

 

しっかり最後にアイス屋のおっちゃんに遊ばれて10日間滞在したトルコをあとにするのだった...