“Life is short World is wide”
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2018年9月22日
インドートゥルトゥック
ラダック地方の奥地に入るためには許可証が必要ということでレーのメインバザールに行き、許可証を無事ゲット。
なんでもこの許可証は中国やらパキスタンやらは取得できないらしい。
つまり、中国人やパキスタン人はインドの奥地に行けないとのこと。
取得後は、シェイ パレス(Shey palace)、ティクセー モナステリー(Thiksey monastery)、ヘミス モナステリー(Hemis monastery)というレーの町付近にある修道院を散策。
修道院に色々と英語で説明が書いてあったけど、あんまり興味もなくて、
景色がヤバすぎて、ぼーっとこういう絶景を眺めてたなぁ。
レーの風景は基本的に草木がほとんど無くて、ただの荒れ果てた荒野って感じ。
道もコンクリートで整備されてるところもあれば、まだまだ砂利道みたいなところもあって観光地としては完成されてないのかな?って感じ。
バイクライダーにもツーリングとして人気の土地らしくて何度もライダーの人たちとすれ違った。
それにこの広大な土地がそうさせるのか、どの運転手もスピードめちゃくちゃ出す...
時折、”Go slowly”とか”Safety drive”って書いてある石看板があったり、中には”Life is short World is wide”って書いてある石看板があって旅人の心をくすぐってくる。
そんなこんなで最奥地に向かっている途中、着いたのは通称”世界一標高の高い道”。
標高5359m...
こんな標高のところ来たことないし、歩いとるだけでめちゃ息切れやばいし、何するのもだるかった。
だって富士山のさらに1km以上、上を空中散歩してるようなもんでしょ?!
もう標高5000m超えとかどうでも良いから早く下りてぇと思って写真撮って即退散。笑
さすがにこの高さくらいまで行くと道は砂利道で車の乗り心地は最悪なんだけど、この標高でも土木作業をしてる人はいて、なんかやるせない気持ちになった。
そんなこんなでインド最奥地の町トゥルトゥック(Turtuk)に到着。
4km先はパキスタンらしい。
でもグーグルマップで確認してみるとトゥルトゥックって結構国境と離れてるんだよね。
聞いてみると、どうやらグーグルマップが違うらしい。
「ここはもうすでにパキスタンだよ。」
とかってインドのマップを指差しながら言うもんだから、なんかすごいところに来てしまったんだなと実感。
トゥルトゥックの町の周りにも修道院や博物館があるということで散策。
正直ね、博物館なんて俺が想像してた博物館とは全く違って普通の家みたいな感じだった。
それに多くの家は木を組み合わせて作ったみたいな感じ。
トイレは便器なんて無くて、穴が掘ってあってそこにする感じだったし、洗濯機なんてないから川で手洗いしてたなぁ。
ゴミもこんな感じでたくさん落ちてるし、観光客の仕業なのかなぁと思ったり。
改めてこういう世界があるって知れて良かったし、自分がどれだけ恵まれてのかを再認識した。
この現状を見たからって俺にできることはないし、旅人はただの傍観者だ。
まだまだ自分の知らないところでこういう現状が広がっているなんて思うと本当に世界は広いと思った。
そして、あの言葉がふと、蘇る。
“Life is short World is wide”
ご静聴ありがとうございました。