どうでもいい夜の日にどうでもいい屋根の上で。
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2018年1月3日
キューバービニャーレス
人民バスでキューバの西、ビニャーレスに向かう俺たち。
カミオンとかいうトラックに乗り...
ラテンの音楽が爆音で流れ、ガタガタと揺れながらひたすらビニャーレスへと向かう。
ラテンの音楽といっても雰囲気がラテンの音楽って感じでその表現が正しいのかどうかはよくわからない。
もはや動くカラオケボックスのよう。
時々ケツが浮くほどの衝撃ももはや楽しくなってきた。
こうやって文字を打ってる時も全身に力を入れながらも柔軟に車の揺れに対応している。体幹トレーニングみたい。
外を眺めると一面に広がる緑。時速80kmは出てそうな車の窓から入ってくる風はそれ相応に強く、時々停まるバス停では頬がジンジンしていた。
「中南米はなんたって人がいい。」
そう、旅人が言ってるのを何度も聞いてきた。
それはキューバで始めて体感した。
道を尋ねたら、その場で道順を教えてくれるだけじゃなくて、途中まで連れてってくれる。
みんなで助け合う精神というか、人が好きなんだろうなみんな。
そんなこんなでハバナから合計4時間ほどでビニャーレスに到着。
ビニャーレスにもホテルなんてものはなくて、カサと呼ばれる家の一部が宿泊施設になってるところに泊めてもらうシステムだ。
ビニャーレスで降りて、カサを探す俺たち。
ほとんど全ての家にカサのマークが付いていて、泊まれるっぽい。
「山に近い方が景色が綺麗そうだね。」
なんて言いながら、住民と挨拶を交わしながらカサを探す。
このカサ探しもキューバ生活の楽しさの1つ。
そんなこんなで選んだひとつのカサ。
特に悩んで選んだわけでもなく、直感でここにするか!的なノリで決めたカサだけど、最高に心地の良さそうなカサだ。
チェックインをした後は、念願である赤さんに髪を切ってもらうことに。
すぐにイスを持って屋上に上がり施術開始。
夕日も相まって最高の眺め。
もう田舎最高。
ハバナから離れ、少し奥地来たこともあって空気も澄んでいて最高に気持ちいい。
俺を切ってくれた後は、カサの家族のお母さんも切ってほしいってことになって、赤さん切ってたなぁ。
髪の毛切ってもらった後は夕飯!!
近くのレストランでキューバ料理を堪能。
ここで飲んだパイナップルジュースが今までの人生で1番うまかった。
りょうも赤さんもダイキリっていうキューバのお酒を飲んだり、モヒート飲んだりしててそれも美味しそうだった。
カサに戻って、屋上で寝転がって星を見ながら3人で語る夜。最高ですか。
お互いに夢を語りながら価値観を語りながら...
男らしく夢に花を咲かせながら、最高の夜だった。
携帯なんて無い方が幸せなのかもしれない。
そう思った夜。
あれ、ここどこだっけ。
あーキューバか。
まあどうでもいいや。